心の鉦を打ち鳴らし

心の赴くままに過ごす ささやかな悦楽の日々

心の鉦を打ち鳴らし
心の赴くままに過ごす ささやかな悦楽の日々


羽生結弦の平昌オリンピック 1/2

 羽生結弦が金メダルを獲得した。
 まずはおめでとう!

 多くの日本人に共通することだと思うが、もしかしたら金を獲るかもしれないと思っていた。むろん獲れないだろうとも思っていたし、むしろその可能性の方が高いかもしれないと思っていた。だが、ことによったら…。
 羽生の熱烈なファンというわけではないが、期待していてそれが叶わなかった時の落胆は味わいたくなかった。だから強いて獲れないだろうと思おうとした。だがそれができなかったので、オリンピック自体から遠ざかろうと思った。テレビの中継も見ないことにした。そうすれば少しは関心も薄らぐだろうからだ。結果はあとでニュースで見れば、多少は心に余裕をもって接することができるはずだ。駄目だった場合のショックも最小限に抑えられるだろう。

 1日目のショートは朝の10時開始で、テレビでもライブで放送されることになっていた。羽生の演技は午後の予定になっている。
 午前中は部屋の掃除や買い物に費やした。
 お昼になった。順番はまだだろうから安心してテレビをつけてみる。もう少しあとのようだ。
 昼食後、洗濯物を取り込んだり本を読んだりしたがどうも落ち着かない。狭いアパートの中を立ったり座ったり、ウロウロ歩き回ったりして時間をつぶす。こういう時の専業主夫はつらい。
 日がだいぶ傾いてきた。そろそろいいかなと思い、何気なくテレビをつけてみる。興味のないふりをして画面を注視するが、羽生の映像は出てこないし騒いでいるようすもない。駄目だったかと思ったら、テロップに「羽生1位」と表示されているのに気がついた。
 
 2日目のフリーも朝の10時からだ。羽生はショートと同じく午後になるらしい。今日は土曜で妻がいるので少しは気が紛れるだろう。
 お昼前からテレビをつける。
 ここまではアメリカのネイサン・チェンがトップに立っているが、ショートで大失敗したというわりには、合計スコアが297.35と異様に高い。2位以下を大きく引き離している。チェンのショートのスコアはわからないが、田中刑事と同じくらいの80点だとしたら、フリーで220点近くも稼いだことになる。5種類跳べると言われる4回転をすべて成功させたのか。
 羽生が首位になるには合計でおよそ300にならなければならない。大きなミスがなければ可能なスコアだが、現在の状態でそれができるだろうか。
 
 演技が進み、中国のボーヤン・ジンが合計297.77となって、わずかだがチェンを上回った。羽生の金はいよいよ難しくなってきたのか、それともこれくらいのスコアでの僅差の争いになるのか。いずれにしても300はやはり必要だ。
 次に演技したカナダのパトリック・チャンは失敗した。一時期の体のキレがない。太ったというわけではないが、体が少し大きくなったような気がする。
 ここまで、トップが坊ヤ、2位が姐さん。